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よこすか海軍カレー

よこすか海軍カレーの写真です。

よこすか海軍カレーとは?

カレーライスが家庭に普及したルーツは旧日本海軍にあるといわれています。
横須賀は海軍とともに歩んできた街であり、海軍ゆかりの地として歩んできた街「横須賀」は 日本で食されるカレーのルーツである「海軍カレー」を、 新たに「 よこすか海軍カレー 」と名付け、 横須賀が「カレーの街」たることを宣言したのです。

よこすか海軍カレーの特徴とは?

よこすか海軍カレーは日本のカレーライスのルーツであることから、基本的には「レトロ」、「昔なつかしいカレー」を特色とします。原則は、海軍割烹術参考書(明治41年)のレシピに基づき調理したものとされています。

<当時のカレーレシピ要約>

(材料)
牛肉または鶏肉、人参、玉葱、馬鈴薯、塩、カレー粉、小麦粉、米
(作り方)
  1. 肉、人参、玉葱、馬鈴薯をサイコロのように細かく切り炒める。
  2. フライパンに牛脂(ヘット)をひき、小麦粉を炒めてカレー粉・スープ・肉・野菜を入れ、弱火で煮込み、塩で味を整える。
  3. ご飯にかけて漬物類(チャツネ)を付けて提供する。

当時は“カレールウ”などという製品はありませんでしたので、日本海軍のカレーは、牛脂と小麦粉・カレー粉から作る「手作りカレー」でした。 具材には人参、タマネギ、ジャガイモ、牛肉または鶏肉を使用していましたので、見た目には現代のカレーに近いものだったようです。 また、豚肉および豚脂(ラード)は使いませんでしたので、現代の私たちからすると“あっさりとした昔懐かしい味”のカレーだったようです。

海軍割烹術参考書のレシピをもとに、現代に復元したカレーが「よこすか海軍カレー」なのです。 原則的なルールを守った上で、各店舗では特徴を生かした味の海軍カレーを提供しており、45店(平成28年9月現在)のカレーが「横須賀軍艦カレ」として認定されています。よこすか海軍カレーのルールは次の通りです。

<よこすか海軍カレー 五原則>

その1
「海軍割烹術参考書」(明治41年)のレシピをもとに現代に復元したカレーです。
その2
原則として、横須賀市内でしか提供できません。
その3
必ずサラダと牛乳をセットして提供しています。
その4
よこすか海軍カレーは「ご当地グルメ」です。B級グルメではありません。